6価クロム化合物の用途について
1.クロメート処理(防錆・変色防止)         亜鉛、アルミニウム、マグネシウム、銅   及びその合金                          
2.クロムめっき処理                  装飾めっき、硬質クロムめっき
3.塗装下地処理
4.塗装顔料                など                       
¡ ※当社では、鉄素材上への亜鉛メッキ後におけるクロメート処理に使用しております。
6価クロム化合物の使用用途としては、 1.〜4. が挙げられます。

 当社ではクロメート処理の工程に6価クロムを使用しております。クロメート処理とは、鉄素材上の亜鉛メッキ加工でサビ止め効果を持たせた後に、今度はさらに亜鉛自体の耐食性を増すために、 (無水クロム酸、硫酸)硝酸等の溶液に浸し膜を作る工程を言います。つまり、金属そのものの耐食性を強くすると言うよりも、亜鉛の腐食防止処理に用いているということです。
 6価クロムは価格面、耐食性において高い効果が得られる点や、強い酸化力を備えている点で優れており、代用品が容易には得られないとされております。しかし、そんな優れた物質にも、見逃すことのできない重大な問題があります。