近年6価クロムフリーの必要性が叫ばれています。6価クロムの表面処理剤は金属の防錆処理として広く利用されてきました。しかし、1992年クロメート処理に含まれる6価クロムが、皮膚に長期間接するとアレルギーやクロム潰瘍の原因になるだけでなく、発癌性の疑いがあるとの理由から、排除される動きが起こりました。さらに、自動車や電子機器が廃棄され屋外に放置されると、組み込まれている部分のクロメート皮膜が酸性雨により溶出して土壌や地下水を汚染し、人体へ悪影響を及ぼすことが心配されています。その結果、ヨーロッパや米国でも問題になり、日本においても対策が急がれるようになりました。1997年5月には、通産省から「使用済み自動車リサイクル・イニシアティブ」が公表され自動車・部品メーカー及び関連業界の取り組みが本格化しました。そして今年、6月にはEU委員会により「2007年7月7日以降に製造される車に6価クロムの使用を禁止する」との発表がありました。フジ化学では、EU規制ガイドラインに基づき、2007年に先駆けて、6価クロムフリー技術に対応した製造ラインを提供いたしております。 |
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